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国鉄瀬棚線記念会
【瀬棚線資料室】
さよなら瀬棚線
ヘッドマーク
1987年(昭和62年)3月15日、瀬棚線は残念ながら幕を閉じました。
その時仕立てられた6両編成の「さよなら列車」に飾られていた、ヘッドマークです。
デザインは、沿線中学校に公募され選抜された、手作り感あふれるものです。
線路一覧略図と
機関車操縦の実際
各線には「線路一覧略図」という、路線の勾配や曲線、橋梁などを記した乗務員用の「ガイド」があります。機関士はこれを頼りに列車を操縦してきました。
当館では、機関士さんたちの綿密な取材のもと、瀬棚線での機関車の操縦の様子と苦労を、略図に落として臨場感を再現しております。他館では見られない、オリジナルの資料です。
瀬棚線の起点
ゼロキロポスト
鉄道沿線には、「キロポスト」と呼ばれる距離標が、1kmごとに立ち、その数字が起点からの距離を表しています。
特に、路線の起点にはこの「0」と書かれた「ゼロキロポスト」が建てられています。
これは、瀬棚線の起点「国縫」に立てられていたものです。
青函連絡船
プロペラ制御盤
瀬棚線は、青函連絡船も運航していた「青函船舶鉄道管理局」が管轄しており、瀬棚発の急行「せたな」号も、毎日連絡船に接続していました。
その連絡船のうち、近年まで東京の船の科学館で展示されていた、「羊蹄丸」のプロペラ(スクリュー)制御盤がこれ。船体本体は2012年に四国で解体されてしまいましたが、この制御盤は連絡船をこよなく愛する個人のご協力により、変遷を経て道南に里帰りしました。
「海の線路」と呼ばれた連絡船の旅を、ぜひ感じてください。
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